9月19~22日 ミャンマー第2回介護技能実習生選考会の報告

9月19~22日 ミャンマー第2回介護技能実習生選考会の報告

 

2017/9/24

簡易な算数テストの実施
簡易な算数テストの実施

・9月19~22日、ミャンマーを訪問し、第2回の介護技能実習生選考会と介護技能実習生たちが、全寮生活で、訪日前研修を行っている介護トレーニングセンター訪問を実施した。

・20日は、送り出し機関のオールアクセスミャンマー事務所にて、6月のリベンジ組4人と新たな応募者5名の合計9名を対象に、第2回介護技能実習生の選考会を行った。

 応募者は年齢が18歳~27歳で、全員が女性。最終学歴は高卒3人、大学在学中2人、大学卒4名で、このうち、約半数が看護専門学校の出身者でもあった。

又、外食産業の支店長やシンガポールのホームメイドなど4名が職務経験者であった。

3人一組の面接の実施
3人一組の面接の実施

・選考会は、まずは簡易な算数のテスト。次は面接で、各応募書は覚えたての日本語で自己紹介を行い、その後は、通訳を挟んで、面接官による、実習生を志望する動機、帰国後の就労希望、介護の理解などの質問に笑顔で、明るく答えていた。

「介護」への関心も高く、母国でのN4合格、N3相当の日本語能力取得に自信を漲らせ、訪日への期待も膨らせていた。

・翌21日、前日の面接選考の評価をもとに、9名全員の内定を決定した。

・21日は、オールアクセスミャンマーのヤンゴン郊外にある第1研修センター(介護トレーニングセンター)を訪問し、施設見学と介護技能実習生との交流を行った。

実習生たちは、二人の日本語教師のもと、日中は日本語講習を受け、夜の自己学習では、苦手と言われる漢字練習を重ね、日本語で日記帳をつけることで、日本での介護記録への備えをしていた。日本からのお土産で、学習ノートや筆記道具などの文具をプレゼントしたが、役立つことを期待したい。

毎夕刻には、3kmのランニング、60回の腕立て、腹筋をこなし、体力づくりに励んでいる。B型肝炎、結核が流行っており、入寮前の健康診断と健康づくりは欠かせない日課だという。

又、全員が寮生活。8人が1チームの当番制で食事や掃除を分担し、ごみの分別や部屋の整理、整頓は徹底していた。日本での独り生活を想定し、手製のエプロン、手ぬぐい、ハンカチを縫い、歓迎の歌と踊りも披露してくれた。