10月19日(土) 記念講演会のご案内

10月19日(土) 記念講演会のご案内

2019年9月9日

一般社団法人国際介護人材育成事業団

理事長 金澤 剛

 

10月19日(土)、当事業団2019年度第2回理事会に先立ち、下記の通り、記念講演会を開催します。

 

 

 ご講演いただく、安里先生は、東南アジアをフィールドに、経済や少子高齢化が及ぼす人の国際移動や社会統合について研究され、最近は看護・介護・家事・結婚移民も対象としておられます。又、ユーチューブに数多く出演し、「これで人手不足は解消されるのか?外国人材拡大 送り出し国事情」等、示唆深い、政策提言を続けられています。

 私ども事業団は、今年になり、ようやくミヤンマーから介護技能実習生を我々の介護現場に迎えることができ、現在に至っております。

 ここまで行きつくには想像以上の時間と無駄を費やすこととなりました、今から振り返れば、原因は日本政府と送り出し国の思いあるいは利害の調整に必要な時間であったようで、そのことは今後も続くようです。

 振り返れば、私どもも彼の国は「豊かな国日本」に出稼ぎ希望の若者が多数存在し、声をかければ無条件に集まってくる、との認識ぐらいで、送りだし国あるいは社会の個人が持つ固有の事情などはあまりにも無頓着であったようだ。

 そのことは、今我々の課題として眼前に迫って生きている、今からの課題は実習生の帰る場所の問題の具体化が課題となりつつある。

 たてまえとしての技能実習制度は当然帰る場所があって成り立つ制度であるが、現実は「何をか言わんや」である。

 もちろん実習生は制度を駆使して介護福祉士として永住することの道、また都合8年ほどの出稼ぎ就労で稼ぎ帰国する道を選ぶことも選択の道である。

 迎い入れた我々の責任は次の作業として実習生の帰る場所つくりに着手する段階でもある。

 今更の話であるがそのことの検討が皆無であるのが介護技能実習制度の現実である、あるのはただ不足する介護スタッフの充足の手段としてのそれである。

 その為、現在は、今まで軽んじきた送り出し側の実際を深堀することが喫緊の課題となってきた。

 そこで、私どもは、先達の安里先生に、当事業団の今季第2回理事会に先立っての時間にて、その移住労働者の現状、就中介護労働あるいは家事労働者問題の抱えた課題などの御高説を賜りたいと思っております。

 今回のご講演のテーマも「アジアの介護労働と外国人介護労働者」。正直言って、京都地区で、介護の技能実習生の受け入れは模様眺めの施設が多く余り進んでいないのが実情です。この機会を生かして、基本姿勢や確立や取り組みを探っていただきたいと思います。

 

 

 

□日時:2019年10月19日(土)13時~14時50分

 

□会場:社会福祉法人浩照会(介護老人保健施設 あじさいガーデン伏見)会議室

    〒612-8141 京都市伏見区向島?ノ丸町151番81

    TEL 075-632-8658 、FAX 075-604-0130

※交通【電車ご利用の場合】:JR線は京都駅で近鉄京都線に乗り換え、京阪本線は丹波橋駅で近鉄京都線に乗り換え、普通電車にて向島駅下車徒歩 8分

※詳細は、上記法人のHPの交通アクセスをご参照ください。

 

□講演の演題:「アジアの介護労働と外国人介護労働者」

 

◇講演者:安里 和晃 さま(京都大学大学院文学研究科特命準教授)

 

□その他:講演会は、講演90分、質疑20分を予定しております。

以上