2020年度第2回理事会の報告

一般社団法人国際介護人材育成事業団 2020年度第2回理事会の報告

2020年10月17日

 10月17日(土) 午後1時35分、公益社団法人大学コンソーシアム京都5階の第5演習室において、2020年度第2回理事会が、理事総数の過半数以上の理事8名全員が出席し、開催された。

 尚、本理事会は、新型コロナウイルスの解散拡大の防止の観点から、これまでと異なる 運用で、会場への本人出席と一部理事の職場をつなぐWEB会議システムを用いて実施した。

審議事項は、以下の通りで、第1号議案は取り下げ、第2、第3議案は、いずれも全員異議なく、可決 承認した。

第1号議案 顧問選出の件

第2号議案 第3期生の受入れと第4期生の応募、選考面接の件

第3号議案 トヨタ財団の「外国人材の受け入れと日本社会」助成と応募の件役

 

尚、審議事項に先立ち、以下の2つの特別報告が行われた。

 


特別報告①
『NPO ReCAの活動紹介とディサービス陽だまりにおけるボランティア活動を終えて』

・NPO Re-CA (レカ)の大塚 進さんから、Rehab-Care for ASIA の概要と活動内容の報 告を受け、その後、鈴木 一登さんから、ディサービス陽だまりにおけるボランティア活 動を終えて、介護現場の実習から見える実習生の可能性や暮らしの面で、気づいたこと、 感じたことを報告いただいた。


特別報告②
『事業団第2幕の幕開けを前にした若干の整理』

・金澤理事長から、理事会の議案書(事前資料)に基づき、その要旨を説明してもらい、質 疑を行った。以下のような、質問や意見を頂いた。

□外国人介護技能実習生の受入れが想定したほど進んでいないのは、日本人を採用する より、経済的なコスト(費用)がかかり過ぎること。

いずれにせよ、入国した介護技能実習生の実態について把握する必要がある。

□しかし、かかるコストの問題は、採用のためのコスト、採用の歩留まり、介護現場の活 性化や事業への影響など総合的に評価も必要だ。

□第1期生の介護2号の修了後の進路問題と絡んで、国際的な介護人材の循環は現実的 な課題となった。同時に。競争原理による複数配置、リスクの回避の観点からも送り出 し機等のリセットを検討すべきだ。但し、人材往来には、顔の見える関係と一定のスケ ールメリットも欠かせないので、このリセットは、慎重に進める。

□東南アジア諸国での可能性を考えた場合、介護技能実習生には、日本の特養等の入所者 ケアシステム(箱ものケア)だけではなく、地域ケア、在宅ケアを大いに学び実践してほしい。

 

次に、報告事項の質疑を行い、次回の第3回理事会を、2021年1月16日(土)、熊本で 開催することを確認した。

その後、議事審議を終了し、午後4時45分 に閉会を宣言して散会した。

以上