10月14日 高齢者福祉総合施設「健光園あらしやま」の施設見学会 報告
渡月橋からそう遠くない場所に「健光園あらしやま」はありました。和風モダンな建物は“さすが京都”と思わせる趣。案内された4階のカフェや地域交流スペースからは、桂川を臨むことができ、新緑や紅葉の季節には、色とりどりの葉が更に目を楽しませてくれそうな景色が広がっています。
地域の人が自然に集う
4階のカフェでは、眼下に広がる桂川を眺めながら、美味しそうな匂いを漂わせ、地域の方がカレーを食べていました。施設の上に地域交流スペースがあると利用しにくいのでは?と思いましたが、なんと利用される8割はご近所の方。ちなみに、カフェは障がい者施設の方々が運営。そのおかげで毎日オープンできているのだそうです。また地域向けのイベントも一般的な月1回ペースではなく、月に数度と頻繁に行われていました。
お風呂と地域交流のデイサービス
1年365日稼働しているこちらのデイサービスでは、毎日30名弱のご利用があるそうです。特徴は“お風呂”と“地域交流”。なんとお風呂は木・石・信楽焼の3種類。主に個浴で、1人ずつ湯を張り替えているそうです。また、入浴は午前中に全員入るのが一般的ですが、こちらでは好きな時間に入浴ができるので、帰る間際に入浴したいという要望も叶います。スタッフの方は大変ですが、ご利用者ファースト!羨ましい限りです。また、施設内の地域向けイベントやカフェで過ごすこともでき、そこで地域の人とお喋りを楽しむのも日常の風景だそうです。
畳の部屋でくつろげる特養・ショートステイ
特養、ショートステイは完全ユニット型。特に居室が個性的で“畳敷き”のお部屋です。ベッドでも敷布団でもお好みで対応して下さるということですから驚きです。また、個別対応も大切にされていて、入浴・食事の時間もそれぞれ対応なさっているそうです。そして食事。ミキサー食を再形成した食事を得意としており、「第3回ソフティアを使った嚥下食レシピ大賞」で主食・副菜の各部門でレシピ賞を受賞!見た目にも美味しい食事を提供してもらえそうです。
【施設概況】
・デイサービス(定員36名)
・ショートステイ(2ユニット/定員21名)
・診療所
・特別養護老人ホーム(10ユニット/定員99名)
・地域交流スペース
・ヘルパーステーション
・訪問看護ステーション
・ケアプランセンター